終活ブームとなり興味を持ち始める方が増えています。終活のセミナーやエンディングノートの活用などいろいろな取り組み方に注目されていることもあるでしょう。
この記事を読んでもらうと、終活を始める年齢やタイミングが分かるようになります。「人生100年時代」と言われている現在ですが、終活を行う年齢は何歳ごろが相応しいのでしょうか?
終活のメリットや具体的にやることについてもまとめました。終活に関心を持ち始めた方は、ぜひ最後までご覧ください。
一般的に終活を始める年齢はいつごろから?
終活を始める年齢と言えば、一般的には60代以上です。すでに終活を始めている年齢で圧倒的に多いのは、60代以上という結果も出ています。
予定は立ててないものに、時期が来たら始めたいと思っている年齢が30代~60代まで6割程度と高くなっています。
このことから分かるのは、一般的には60代以上になると終活を始める方が多くなっているということです。
終活を始めるタイミング!年齢に決まりはない
終活を始めるタイミングは、人生の節目と重なります。具体的なタイミングは以下をご覧ください。
終活を始める年齢は、個人差があり決まりはありません。ただ、年齢の違いはあっても何かの人生のタイミングで考え始めるのは同じです。
定年退職した時
定年退職をした時は、多くの方が終活を考えるタイミングと考えるでしょう。時間的に藻ゆとりができるのが一番の理由です。
仕事を退職してこれからのセカンドライフをより充実させたい思いもあり、取り組む場合も多いでしょう。
健康への不安を感じた時
また、自分だけではなく家族でも健康に不安を感じ始めた時に、終活が気になるものです。医療だけではなく介護の問題も浮上してくるでしょう。
終活を済ませておけば、健康の不安を少しでも払しょくできると考える方も多くなっています。
身内や友人の死に直面した時
そして、終活のタイミングとなるのは身内や友人の死をきっかけにすることも少なくありません。特に身内を亡くすと、その後に自分の死後を置き換えて考えるようになります。そのため、終活への意識がより高まって来るわけです。
子供ができた時
終活は、高齢になってから考えるとは限りません。結婚後子供が成長する段階をきっかけに20~30代で始める人もいます。
だんだんと子供は成長していく中で、自身は親の介護が始める場合もあります。親の状態を側で見ていることで、自身の終活も意識し始めるようになるわけです。
親のサポートをする際に悩むことで、自身に置き換えて考える人も結構います。
早めに終活を進めるのが良いのはなぜ?
終活ブームになって「早めに進める方がおすすめ」と言われているのは、なぜでしょうか?
早く始めることで得られるメリットを見て行きましょう。
元気なうちの方が進めやすい体力や気力がある
個人差があるものの、早いうちから進める方が体力や気力があります。家財の整理だけでも体力を使いますが、財産にまつわるものは手間や神経を使うことも多く、気力がある時の方が進めやすくなるものです。
だんだんと気力や体力が衰えて来ることで、思うように進めにくくなることも珍しくありません。
ストレスなく終活を進めるためにも、早いうちから始めるのがおすすめです。
ゆとりあるセカンドライフを過ごせる
終活は、死後のための準備だけではありません。
- 老後の家族との関係
- 趣味を広げる
- お金の管理
- 老人ホームの入居
理想的にセカンドライフを過ごすための具体的なイメージが広げられるようになります。特に、金銭・財産管理を終活で見直しておけば、お金の使い方がより分かりやすくなるのがメリットです。
終活によってセカンドライフを自分がどう過ごすかが明確にイメージできるようになると、元気なうちから老人ホームの入居でどれくらいのお金がかかるかも想定しておくこともできます。
終活ですることとは?
早いうちから終活を進めるのがおすすめだとお伝えしました。
具体的に終活ですることはどのようなことなのかをご紹介していきましょう。
エンディングノートの作成
人生をどう終えたいのかをまとめたものが、エンディングノートです。市販されているものも多数ありますし、自身で項目を考えて記入して行くノートでも問題ありません。
- 重要書類の保管場所
- 葬儀を知らせてほしい人の情報
- 資産の詳細
- 葬儀の形式
- お墓の希望
人生を終えた後に、遺族が故人の付き合いや財産、重要書類の場所などが分からずに苦労することは良くあります。家族であっても、書き記していないと必要な情報は伝わりづらいものです。
遺言書のような効力はありませんが、人生の最期に自分の思いを書き残すことができます。
遺言書を作る
相続のトラブルを避けるためにとても重要なのが、遺言書の作成です。法的に認められるものであれば効力を発揮するものとなるため、エンディングノートとは性質が異なります。
財産の分割について、遺言書を残しておけば相続のトラブルを避けることができます。
遺言書 | 種類 |
自筆証書遺言 | 自筆で遺言書を書く |
公正証書遺言 | 2名以上の公証人の元で口述し、公証人が書きとどめたものに署名・捺印をする |
秘密証書遺言 | 本人作成の遺言書を封印し、2名以上の公証人が署名・捺印したもの |
遺産の相続や分割を明確にしたい場合には、上記の方法で遺言書を作っておくようにしましょう。
生前整理を行う
自身が持っているものの整理、財産の集約などを行うのが生前整理です。エンディングノートの作成と一緒に取り組むと把握しやすくなります。
家財の整理については、自身で進めるのには限界があるかもしれません。生前整理は、遺品整理を請け負う業者に依頼すると楽に進められます。
生前整理の目的は、以下の3つです。
- 自分の死後に家族の負担を減らす
- 自分のセカンドライフを理想的にする
- 安全で住みやすい住環境を作る
生前整理は、過去に縁のあったものや保有しているものを整理することで、これから先をどう生きるかについて向き合うきっかけになります。
まとめ
終活は、高齢になってからというイメージが強いものの、人間はいつなにが起こるか誰も分かりません。
年齢に関係なく、関心を持ち始めたら終活は早めに取り組むのが理想です。
現在では、いろんなエンディングノートが出回っています。まず、終活に興味を持ち始めたらエンディングノートの活用から始めてみませんか?
生前整理で年齢が進むに連れて物が増えてしまうので、不用品の処分には一苦労するものです。生前整理がなかなか進められない理由の一つで、不用品や粗大ゴミの処分が困難だと言われています。
生前整理でお困りの時には、「福岡エコサービス 遺品整理センター」へお気軽にお問い合わせください。